『イップ・マン』の歌は男性は合わない、と断言していたわたしですが、今回バリトンの高橋宏典さん(こーすけさん)に歌っていただきました。なぜなら、こーすけさんのバリトンには、力強さの中にも品のいい柔らかさがあるから、エレガントな師傅(シーフー)、ドニー・イェンの葉問に絶対合うはず!と判断したからです。結果は正しかったと思います。ぜひご視聴の上ご確認ください。
【作詞tokyocabin】「イップ・マン」 (チェロ: Séverin, バリトン 高橋宏典)
【作詞tokyocabin】「イップ・マン」葉問・曲・川井憲次, Ip Man Song (Cello: Séverin, Vo. 高橋宏典), #詠春 #ドニー・イェン
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『イップ・マン4』では主題歌「詠春」が歌われます。それとは別に、川井憲次先生の原曲をそのまま生かした日本語の歌を作りました。詠春拳を練り上げた葉問師父、映画を作った葉偉信監督、甄子丹師父へ心からの敬意を表します。また、素晴らしいチェロの音源を快く提供してくださったスイスのSéverin氏に感謝いたします。
Music: Kenji "Maestro" Kawai: https://www.youtube.com/watch?v=k76aN...
Vocal: Kosuke Takahashi https://www.youtube.com/channel/UCwDr...
Cello: Séverin: https://youtu.be/R1vQbzNaJiQ
Mixing: mazeri twitter: @mazeri_co
【作詞tokyocabin】『イップ・マンの歌』
1番
春を詠む 梅の花びら 緩ます風に
詠春如頌讚女性 似春季梅花的花瓣 在輕柔的微風下襯托
You can find the spring in the breeze making plum blossoms open身を任せ 枝わたりゆく 燕のように
能依靠著身軀 當樹枝搖動時 如燕子一樣
Relax your body like a swallow flying among branches軽々と 精神(こころ)放して 拳(こぶし)を練らん
輕輕的 心情得到放鬆 像磨拳擦掌後躍躍試練
Set your mind free in the nature, boost up with Wing Chun workout畏(おそ)れずに 道を進めば 形象(カタチ)を越えて
無畏無懼地 如勇往直前 超乎現實想像的另一個境界
When you master the secret of kung fu, you can go beyond the material world敵はなく 我もなく
既沒有敵人 也無分彼此、精神與大自然緊接
There is no enemy, there is no yourself現在(いま)ひらく 花を 見つめてるだけ
如今綻放 的花 只會深深地被凝視著
You are just watching a flower opening wide
2番
春を詠む 愛しい者の 微笑(ほほえ)みの中
說詠春之神髓 重於摯愛的人 在微笑中
You can see the spring in the smiles of your dearest one護るべき ものの為なら この身はいらぬ
該要保護的人 為了應做的事 可以捨身成仁(犧牲軀體)
You will give life for something you need to protect覚醒(めざむ)れば 己(おのれ)は全て 宇宙(そら)に等し
如果能夠醒覺的話 我等同全部融入 整個宇宙中
Waking up, you will find yourself merged with the cosmosこの心(こころ) 繋ぐは自在 無限の力
這顆真摯的心 連繫著自由自在 無窮無盡的力量
Your mind freely connects to the limitless power全て在り 全て無し
既是萬物皆有 也可四大皆空
There is everything, there is nothingただそこに 疾風(かぜ) の流れてくだけ
就在那裡 只見 風吹雲散
There is just a wind blowingアカペラ
清唱(A cappella)大空を 今 その 疾風(かぜ)が 駆けぬけるだけ...
廣闊的天空 現在 只有 這風 在從後趕上...
There goes a wind over the vast sky...
コメント
そもそも、わたしが「イップ・マン」の歌は男性ではダメかも…と思ったのは…一度イタリアのヘビメタ・ボーカリスト(しかもトップ・セラー)に英語版を頼んで、大失敗した経緯から来ているんですよ…。あれは、痛い授業料でした…。なので、今回のこーすけさんの、のびのび、洋々としたバリトンを聴いて溜飲が下がったのです。そう、イタリアの敵を日本で討ったのです。そもそも香港ですが。
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