川井憲次さんの「イップ・マン」のテーマ曲が大好きなのですが、それをベースにしたビートで気に入ったものがなかったので、トラックメーカー(ビートメーカー)のtype-ABさんに作っていただきました。
- IP MAN BEAT by tokyocabin & type-AB
- 「ビートメーカー」「トラックメーカー」って?
- わたしと「ビートメーカー」の出会い
- 「イップ・マン」のビートはすでにいろいろあるんですが…
- まとめ
- デズモンド・デニス関連記事
IP MAN BEAT by tokyocabin & type-AB
#ドニー・イェン, Donnie Yen, 葉問
2021/12/18
tokyocabin lyrics 作詞チャンネル
『イップ・マン』の映画曲"Maestro"をベースに、「イップ・マン」ビート・トラックを作りました! モチベーションビデオなどのBGM、ラップのトラックなどご自由にお使いください。
川井憲次 作曲 "Maestro"
https://youtu.be/pk4pFVdRZTo
協力はトラックメーカーtype-ABさん
https://www.youtube.com/channel/UCkR2...
広告料などは原曲権利者の収益となります。
ただし、当トラックは、非商用の個人利用に限りご自由にお使いになれます。
その際にはコメントで連絡の上、リンクとクレジットを提示ください。
皆様のご活用を楽しみにしております!
オーディオスペクトラム参考 (RG Trapcode使用)
https://youtu.be/qPEt-A2986c
「ビートメーカー」「トラックメーカー」って?
「ビートメーカー」や「トラックメーカー」(和製英語)とは、楽曲のバッキング・トラックやインストゥルメンタルの制作を行う音楽クリエイターのことで、すでにある楽曲を用いる(サンプリング)が主流です。とくにラップなんかでおなじみですよね。詳しくはこちらをお読みください。
わたしと「ビートメーカー」の出会い
わたしが初めて「ビートメーカー」を知ったのは、インタビューをしたYouTuberデズモンド・デニスさんからです。それまでもっぱらカバー曲をやっていた彼が、ある日を境に「XX風ビート」というのを量産し始めて、いったい誰が買うのだろうと不思議に思いました。でもラップが盛んな米国ではメジャーなジャンルだったのですね。彼は制作技術では立派なプロデューサーだし、当時もすでに有名人だったし、いい収入になるのは今は理解しています。
今久しぶりに彼のチャンネルを観たところ(マメな彼は更新が多すぎて正直うざいのでチェックしてなかった)、ビート販売は今は少なくともこのチャンネルではやってないですね。販売方法を変えたのかも。(真実は、一番下の関連動画をご覧ください。)それに今は息子が子タレに成長したので左うちわでしょう。
「ベイビー・シャーク」のR&Bリミックス by デズモンド・デニス
Baby Shark (R&B Remix)
30,745,350 回視聴2018/09/27Desmond Dennis
チャンネル登録者数 414万人
この被り物のリミックス・ダンス、初めて観た時は…「終わったな。もうこの人、必死だな、やばいな」っと思ってました。失礼、つか、お前は「終わる」どころか「始まってもいねえ」から!と自分に言いたい。そしてデズモンドはすでに登録者414万人。
「イップ・マン」のビートはすでにいろいろあるんですが…
個人的には「帯に短したすきに長し」というか、ぴったりくるものがなかったのです。
一番聴いたのはこのDJ版! Ip Man (MacDoctor MV Remix)
Ip Man (MacDoctor MV Remix) - DJ MacDoctor
105,474 回視聴2015/11/04 djmacdoctor
チャンネル登録者数 1.48万人
これが一番好きかな。ちょっと懐かし目なDJアレンジ。本職だけあって、映像も含めてすごくよくできてて、すっかりMacDoctorのファンになってしまいました。一時期浴びるように聴いてましたね…。
思いっきりパリピな、David Guetta風というバージョンがあってもいいなぁ。(単に音を乗っけるだけでなく引き算とかあって難しそうだけど。)
ただ、これはビートというより、リミックスですよね。
ヒップホップ・リミックス by Hunes
P MAN HIP HOP RAP REMIX SAMPLE BEAT - Epic Motivation Rap Instrumental [prod. by Hunes]
898,842 回視聴2015/08/04Save Good Music
チャンネル登録者数 5.25万
これ、人気だけど、音割れてませんか? 音が嫌いなんです。音には割とうるさいんです…。
Ali Dynastyの大量生産ビート
"Ip Man 葉問 Version 2 " - Ip Man Theme Song Rap [Version 2] Epic Trap Beat (Prod. by Ali Dynasty)
135,997 回視聴2019/07/11 Ali Dynasty
チャンネル登録者数 2700人
Aliさんは完全に「イップ・マン・ビート職人」になっていて、とにかくたくさん作ってます。(実はMaestro Kawaiは権利にうるさくないっぽいです。それとも政策が香港だから、かもしれない。)正直どれも単純なビートを乗せただけで作りこみが薄し…。
まとめ
だもんで、type-ABさんに相談して、自分のビートを作ることにしたのです。詳しい話は次回。
デズモンド・デニス関連記事
このころのデズモンドも、どうなんだか?と危機感を感じたものです。(←お前だよ、お前、なんにもやってないのは!と自分に言いたい)
なんだ!ビートまだアップしてるじゃん、と思ったら、これ【限定公開】にしたのですね。やはり、一般公開向けと、音楽制作者向けと分けている。(そして、奥さん、子供と4毛作…さすがやねん)
デニスのインタビューをやったころのわたしは、正直、YouTubeや音楽制作のことを全く分かってませんでした。(今も分かってませんが、すくなくとも、実際にYouTubeで曲がりなりにも音楽動画をあプしている今のわたしの2%程度しか理解しておりませんでした。)なので、「カバー曲」や「素材」をプロデュースしたり、教えたりする彼の意図が分かりませんでした。しかし、皆がこぞってが”目指せ人気YouTuber”となった昨今、ヒット曲そのものではなく(そりゃヒット出せるに越したことはありませんが)、「ヒット曲のカバーを作りたい人」「これからヒットを目指す人」をターゲットとする対一般人向けプロデュース市場という”新しい市場”を彼は観ていたのですね…。
正直、デズモンドは歌は上手だし音も曲もつくれる、おもしろい動画センスもある。だけど、スター性はあまりない。もっとかっこよくて歌上手くて面白い人がいっぱいる(彼の元バンド仲間だったトーン・スティスとかがそう)。すごい曲や詞が書ける人も。
ただ、デズモンドはすべてを総合的に作れるし、客観視できる、マーケティングのセンスもある。ということで、いわゆる”プロデューサー”タイプの人です。メディアにおいてテレビ一強、音楽流通はレコードやCDしかなかった時代は、大手に”就職”か”受託”するしかなかった彼のような人が、自立して活動を続けている、という時代なんですね。(Fiverrやココナラでそういう人をいっぱい観るようになりました。)
今更ですがさらに勉強になりました。デズモンド、ドモアリガト。
---------------tokyocabin