楽しいこと、はまれることって、ついついやってしまいますよね。ただ、長期的に観ると、やはり休みをとることが大切なようです。あやうく「依存症」になりかけていました…。
『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』
汐街コナさんは鬱をテーマにしたベストセラー『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』が有名です。これは、心理描写が生々しくて勉強になりました。
わたし自身はいわゆる鬱になったことはないです。その前に、具合が悪くなる、ようは”頑張れない”ことと関係しているかと思います。しかし、周りに鬱の方は多く、わたしの親戚にも2人、知り合いにも3人います。みなさん、わたしなんぞより、いわゆる優秀な方々です。
かくいうわたしも、いままでなったことがないからといって、いつそうなるかわかりません。だから鬱のメカニズムを知りたかったのです。恐ろしいのは、気づいたときには「会社辞めよう」という判断ができない状態にまでなってしまうことです。そうとは気づかないうちに、ね。気づかないうちに、ですよ。だから気づきようがないですよね。気づけたら鬱でないからね。だから、周りの人が気づいてあげることが大切です。
『ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました』
今回わたしが読んだのは、コナさんが精神科医の監修で書いた”依存症”をテーマにした本です。
依存症も、やっぱり気づきにくいです。最近、YouTubeやり過ぎて、しょっちゅうチャンネルのことやってたら、なんか精神的にも身体的にも、具合が悪くなってきました。
家族曰く、「それ、YouTube依存じゃね?」
まあ、精神科医の診断ではないのですが、でも、不調なのは事実なので、いったん仕事以外はスマホとPCから離れることにしました。
なにやってたかというと、茶飲んで、みかん食べて、本を読んだり、散歩したり、太極拳や瞑想やったり、と。あとたくさん寝てました。
バラエティー豊かな依存症の対象
いやいや、その程度のチャンネル運営で依存症はないでしょ。「おれ、わたし、毎日最低6時間は動画見てるけど、ゲームやってるけど何ともないよ」って方は多いと思います。このあたり、個人の事情や、動画の内容により、一概にいいずらいとは思います。しかし、言えるのは、動画の脳に対する刺激というのは読書の5000倍と言われております。それだけ要注意ということです。
わたしは仕事中も動画が気になるようになっていましたし、夢にも見るようになっていました。動画に触れないとイライラして家族に当たることもありました。「YouTube依存じゃね?」と言われたのも、もっともかと思います。
『ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました』
以下で試し読みができます。
依存症は自分で自分をコントロールできなくなる「脳の病気」です。
「楽しくてずっとやったり、一生懸命やったりする状態」と、「脳の報酬系が変わって依存症となっている状態」の区別は難しいのですが、”社会生活に支障をきたす”時点でアウトです。何事もバランスでしょう。「チョコレートを楽しむ」のは病気ではありませんが「チョコレートばかりを食事替わりにする」としたらそれは問題です。
ネット、甘いもの、酒、買い物、ギャンブル、異性…依存の対象はいくらでもあります。その入り口はすべて「楽しい」から始まって、次第に報酬系を変えていくのでやっかいです。本人に自覚は生じにくいため「否認の病気」と言われます。
(本書.48-49参照)
依存症はどんなものか?ということを知れば、自分の問題に気づく手がかりがつかめます。この本にはさまざまな依存症の例がわかりやすく描かれています。そして、それらはえてして、親との関係など子供のころの体験に根差していることが多いため、根が深いのです。
実はわたしは20代の頃、摂食障害でした。摂食障害というと、容姿の問題?と思われがちですが、根底には自己否定(セルフネグレクト)があり、親との問題は明白でした。わたしと非常に似たケースがこの本にもあり、納得しました。その後、摂食障害は完治しましたし、親との関係もかなり修復されました。
まとめ
もしあなたが、やめたくてもやめられないことに悩んでいる場合、それは依存症かもしれません。そして、この本を読んでみると、その「やめられないこのと」の背後にあるものが分かることでしょう。
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tokyocabin