それはCOVID-19の流行っている真っ最中のことでした。聴きたいなあ…と思っているタイプの歌詞を、聴きたいなぁ…と思っているサウンドに仕立てて、YouTubeで公開なさっている方に出会ってしまったのです。…それもtokyocabinがお世話になっているSABOTENさんの声にのせて! いいか?驚くなよ!←ってわたしが一番驚いたんですけど。
- 『Parade』feat.SABOTEN-Izumic Terrace 伊瀬峯幸
- 「Parade」(Izumic Terrace 伊瀬 峯幸)の歌詞
- 緊急事態宣言のさなかリリースされた「Parade」
- SABOTENさんに歌ってもらったまほうのうどんの曲(セクシーではございません)
『Parade』feat.SABOTEN-Izumic Terrace 伊瀬峯幸
https://youtu.be/jD7Ve_nL6hY
220 回視聴•2020/04/22
Izumic Terrace チャンネル登録者数 23人
チェックポイント① 洗練のリズムに絡むサボテンの甘い声がエロかっこいい
サンバのリズムをアーバン(都会風)に洗練させたサウンドに乗って、SABOTEN氏の甘い、しかしどこか微妙にクールな歌声が、きらきらと・はずみ・輝く、そんな歌「Parade」です。ボサノバっぽいおしゃれサウンド。そういうのって、昔のキリンジとか、一部ではあるんですけど、こんなにうまい感じになってるの、意外とそうそうない、というかわたしは耳にしておらず。もう、しょっぱなから眠気が吹き飛ぶ衝撃でした。(午前5時にYouTubeおススメにあったもんで、唐突に聴いたんですね)
それにしても、SABOTENさん、すぇくしいなんだよねー、なんなの、この揺れるような、幻惑させる歌いぶり! 嫉妬しちゃうわ…(敢えてASMR風に小声で言う)だって、わたしの曲の時は…って、←それさー、100%おのれの歌詞のせいだろうがああ!!と自分に言いたい。そう。
まほうのうどんは、SABOTEN氏の魅力を開花させることはできなかったのである。
でも、今度からこのIzumic Terrace チャンネルで、思うさま本来のSABOTENの姿で歌えるんだから、笑っておめでとうって言わなきゃね。いやだ…泣いてなんかいないよ…。「やだ、やだって、もう行かなくちゃ…♪(いやマジ泣いてませんから)」
そんなSABOTENさんのハレの姿を、tokyo小屋の舞台袖からじっと見守らせ欲しい。「これでいいんだ!…これで」
チェックポイント② 深い、だが重すぎない歌詞のバランス感覚
おしゃれ系の曲って、大人のわたし(たち)が聴くと、音はともかく、歌詞が、正直もの足りないことがあるということは否めないでもないのです。せっかくスープはうまいのに、メンの方が…「真夜中の自分独り・街を漂う」とか「一生懸命な想いがつらいよお」とか。いやそういう気分の時もあるんですけど…。
歌詞が単純すぎると、なんかもったいないな~って気分になるものです。
つまるところ、繰り返し聴くのに耐える曲とは、普通の生活シーンでは「感じてはいるけど言葉にしくい感情」(存在はすれども言葉にならざるもの)を、カタチにして提示してくれる詞があってこそ、ではないでしょうか?
そんな詞が聴きたい・読みたいと、YouTubeを徘徊するわたくしです。で、この「Parade」の歌詞がこちらなんですが、これがまた、とってもいいのです。雰囲気がいいじゃん!と店に入ってたら、お料理でここまで素敵なのが出てきて、おもわず正座、はせずに、サルサ系ハウスステップなどを踏んでしまう次第です。
「Parade」(Izumic Terrace 伊瀬 峯幸)の歌詞
月と話そう 何気ない話
>>出だしで曲の雰囲気が決まるから恐ろしい。それがこの一行! ”月…”と上げておいて、お!と思わせといて”何気ない話~”と落とす。この段差にキュン♡ こういうトーク、モテるよね~!いつか隠してた言葉も 立ち止まった今 言えるのさ
耳を澄ませば 聴こえてくるだろう?
街の眠る息 風の音や土の歌 >>っと安心させておいて放たれた心の声も >>きついお言葉「図星!」よね(ズキュウウウン!)って感じです。
ダーラッタ ダーラッタ ダーラッタダー… >>ここのスキャット?も、かっこいい
月と話そう ここだけの秘密
>>もう、ここまでくると、もう”なさぬ仲ではない”感じで、ヤバいですね。
あ゛ぁいたい人 なりたい自分 >>>「あ゛ぁ」で完全にセクシーコマンドー発動!
行きたい場所や欲しいもの
時が満ちれば 街にパレードさ
夢も希望も憂鬱やかぁあなしぃみぃもぅ>>セクシーポイントその2
ダンスと音楽で天に昇るさ
大好きなあの人は 遠くへ行ったけど
笑い方は覚えてるから だいじょうぶだよ
楽しい世界の続きを 胸躍る毎日を
僕らが作っていくのさダーラッタ ダーラッタ ダーラッタダー…
月はゆらゆら 星の物語 >>遠景で画面が引きます。きれいです。
少しだけ静かな地球を 寝かしつけでもしてるのさドゥーディーダーディーダー… >>最後までピアノが素敵です。ため息
全3回 Izumic Terrace 伊瀬 峯幸(いせみねゆき)氏インタビュー
こんな曲を作るIzumic Terrace 伊瀬峯幸(いせみねゆき、以下伊瀬さん)氏とは何者? ツイッターでは、どうやら香川県の神主さんらしい…ということで早速インタビューしに香川(うどん)県に向かう!予定だったのですが、昨今の状況を鑑み、インターネットにてお話を伺いました。(←微妙な脚色)
緊急事態宣言のさなかリリースされた「Parade」
4月の緊急事態宣言期間中に発表したもので、自粛など頑張っているたくさんの人に広がってほしいという気持ちを込めた曲です。当時より状況は落ち着いていますが、まだ伝えていきたいメッセージが込められていますので。
たしかに、上記の歌詞のパープルの部分に、そのメッセージが色濃く出てますね。(ピンクの部分は、セクシーゾーンだからね。)
…って、この部分、わたしはもしかして「だいじょうぶだぁ!」の志村けんさんのことなのかな…?と思ったら、実はその通りでした。
以下引用は全て、伊瀬さんのお言葉:
ここ、志村けんさんの追悼の意味を込めました。。
大好きな「志村さん」が遠くへ行っちゃったけど、
教えてくれた「笑い」は覚えてるから「だいじょうぶだ」なんです。
残された自分たちは、笑いある未来を自分たちで作っていこう、と。
ですが、実は全く反応なくて、さみしいなと思ってたんです。
聴いてくれた人も、気づいてないのか、あえて触れないだけなのか…。
…これはですね、伊瀬さんの曲があまりにもかっこよく、しかもSABOTENさんがあまりにもスタイリッシュに歌い上げているので、この部分での志村さんの「だいじょうぶだぁ!」感が伝わらない点も若干あるかと思います。対策としてはMVの文字を、そこだけ
のロゴとする、もしくは、SABOTEN氏に「だいじょうぶだぁ!」と声まねしてもらうという手がありますが…ぜんぜんおススメできません! いいんです。みんな分かっていて触れないと思いますし、高度過ぎて(?)分からない人はスルーで。
今でこそ、終わりが見えてくる感がありますが、一時期は「このままどうなってしまうのだろう…」という悲観なムードが漂いました。そんな時、
YouTubeでわたしたちを励ましてくれたのがクリエイターの方々です。
ありがとうございます!
学校はない、本屋も図書館も開いていない…こんな状況で、もし、90年代みたいにテレビという”きわめて限られたコンテンツとひざの痛みのCMを繰り返したれ流す箱”しかなかったら(YouTubeの始まりは2005年4月23日)、到底耐えきれなかったと思います。でも…わたしたちは、たぶん、「だいじょぶduh!」(Billly Eilish Version)
続く…
Izumic Terrace 伊瀬峯幸のチャンネルはこちら! 登録して次の音楽シーンを聴かれよ。
SABOTENさんに歌ってもらったまほうのうどんの曲(セクシーではございません)
duh!にフィーチャーした傑作MV(秒でプロダクション)
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tokyocabin