ああJoji! ③ピンクガイ傑作動画2編と、その後のチャンネルとの決別&Joji誕生物語"Demons"

  

本命の歌に行くまえに、もう少しだけ、ピンクガイをやらせてください。後半は感動です! なぜジョージ・楠木・ミラーが、フィルシー・フランクやピンクガイになり、そしてさらにJojiになったのか、ならざるを得なかったのか?という真実に迫ります。感動です。

ピンクガイ傑作動画2編

ピンクガイ 「ヒットラーの邪悪な息子」

https://youtu.be/Notlk5KOU4c

PINK GUY - HITLER'S EVIL SON
7,682,671 回視聴•2017/02/04 TVFilthyFrank

いきなりですが、パリ1955年の設定でPC叩いてます。すべてがいい加減。そのPC男こそヒットラーの息子であり、ヒットラーを生かすためにタイムトラベルをしようとします。それを阻止したいタイム・ポリスに指令を受けたピンクガイが「ほにゃらら大好き」の歌に乗ったスロー再生にて出動!パグ犬と共にピンクステルス号でカーチェースする3:00以降「太陽に吠えろのテーマ」が流れます。
(貼っておいて何なんですけど…2回目に観るとそれほど面白くないな←あ、でも3回過ぎるとやばいかも)

「”女子が好きなこと”はなんて大嘘」

https://youtu.be/eGSYqhIbt20

ULTIMATE justgirlythings
13,214,238 回視聴•2015/04/24 TVFilthyFrank

Girly things(女子っぽいもの)でモテるなんてありえへんことをイチイチ証明して行くという非常にマメなピンクガイ動画。このマメさ、実はモテ要素ではないかい? 以下、取り上げられているGirly thingsを訳してみました。軽くイラつく内容ではあります。

  • 後を追いかけてくる
  • 今シャワー浴びたばっかり、
  • 一日の終わりにちょっとだけ飲む
  • 動物に優しい
  • 特大のオークイン・クローゼットが欲しいの
  • 洗いたての香りが好き
  • トラッド少年
  • 大好きな人たちと花火を観る
  • 花火の写真を撮る
  • 驚かせてくれる
  • ゼインのことを夢に見る
  • ゼイン・マリクは完全であると信じる
  • ゼイン・マリクの眼
  • ワン・ダイレクションが存在するだけで幸せ
  • ゼインの高い声
  • 歳をとってもトキメイテいたい 
  • 一緒にゲームをする
  • 愛すべき薄笑い
  • わたしに気づくはずって思う
  • 楽器が弾ける
  • わたしのための歌を作ってくれる
  • 魚と一緒に泳ぐ
  • 一緒にバスタブに入る
  • リラックスしたバスタイム
  • 花火のフィナーレ
  • わたしのことをあきらめないボーイ
  • いつも一緒の親友がいる
  • 新鮮なスイカの味が好き
  • 彼のことを忘れようとしても無理
  • ゲイの権利をサポートする
  • ふざけて戦ってみる
  • ロマンチックなバスタイム
  • 一緒にバスタブに入る
  • lushの泡が出るバス・ボンブ
  • 料理できる男子
  • すごい料理を作ってくれる
  • 料理してくれる時
  • 動物好きなボーイ
  • 動物の赤ちゃんはかわいい
  • 腹筋が割れている
  • 一日の終わりにホットシャワー
  • 醜いのは君じゃなくて…世の中の方さ
  • 完璧になろなくていいよ
  • チョコレート中毒
  • 飾り用のチョコが残ったのを食べる
  • 一緒にボートに乗る
  • ホットなスイマー
  • プール・パーティー
  • パーティーで盛り上がる
  • ベルトをしている
  • 顎の輪郭が素敵
  • 女子寮の部屋を飾る
  • 固まる前のブラウニーを食べる
  • クレイジーになる
  • クレイジーになる
  • 友達と新しいことを試す
  • 親友とけんかすると気分が悪い
  • わたしのために歌ってくれる
  • 彼の歌を聴く
  • 素敵な笑い方
  • ちょっと照れ屋さん
  • 暑い日にスイカを食べる

…まあ、ピンクガイは見事100%キモイですね。「セクハラもイケメンがやればセクハラにはならない説」というのがありますが、ピンクガイの場合「存在だけでセクハラ」という点は否めません。もう少し考えると、いわゆるGirly Thingsっていうステロタイプがバカバカしいという揶揄に読めないでもないです。

ピンクガイ有名曲「ほにゃらら大好き」の歌  

あまりにもな内容なんでそっとリンクだけ貼ります。テレビでは無理ですが、YouTubeでは引き継がれているようです。日本の一部で流行ったそうです。

https://youtu.be/3g41agP2m_Y

これは彼を知る上で避けては通れない歌であり、「検索すると、子供がいつかエロサイトにたどり着くように」、「Jojiをググるとそのうち絶対聴くことのなる曲」なので、それなら早めに観ておきましょう、という余計な親心的趣旨で貼りました。全編流ちょうな日本語なのでとってもわかりやすい歌詞です。

Joji誕生物語(わりかし真面目な実話)

https://youtu.be/tgIvV59zB9M

Why Filthy Frank Left Youtube
921,185 回視聴•2018/12/15
Jederationチャンネル登録者数 1.48万人

さっくり内容です。ジョージ・楠木・ミラーは1992年大阪生まれ。日豪ハーフ。神戸のカナディアン・アカデミーでの成績はオールA、天才IQの持ち主だったが、そのせいもあってかいじめにあう。一方彼はYouTube上でフィルシー・フランクというキャラクターを作りあげる。パイロット帽をかぶって違うキャラになりきれば自由になれるから。フランクのチャンネル「TVFilthyFrank」はめでたく大当たりし、そこでリアップした「ハーレムダンス」はミームとなり大流行。ピンクガイ、ヤダラン(お面)、チンチン(黒装束)といったサブキャラも出し、人気有名チューバーの仲間入りを果たした彼の勢いは止まらない。かと思われたのだが、2016年4月のアドポカリプス(広告アルゴリズム変更。小児性愛動画が問題に)により、収入が激減。彼の動画はキワモノが多いのでその打撃は深刻であった。(やや自業自得ではあります。)学校もやめちゃったし、どうすべ?

そんな中、キャラを設定することで社会性を見出した彼だったが、日常生活までフランクのキャラ化してしまい、いろいろ支障が生じてきてしまった。そのため、ジョージなど過去キャラはYouTubeだけとし、これからの自分はも比較的まともなキャラでやっていくことにした。それが今のJojiである。

まとめ

キワモノ過ぎてドンびくキャラたちですが、なんか誕生物語を知ると悲しいですね。強大な力の持ち主ゆえに阻害されて、結果引きこもってキャラを作る…、アメコミキャラ誕生物語のようです。そんな目でこの動画観ると、ぐっと迫りくるものがあります。

joji - demons

https://youtu.be/Yw1tCJ1y34o

joji - demons 29,244,501 回視聴•2017/12/06 88rising

この動画、プロデューサーのJared Hoganがいい仕事なさっていると思います。彼は、”Slow Dance in the Dark"も彼が担当しています。超人ハルクやキングコングのような、力あれど異形の哀しみが、衣装で表現されています。人はそれを鬼(デーモン)と呼ぶ。この感覚、ビリー・アイリッシュにもありますよね。Jojiの歌が刺さる理由の一つに、そんな過去があったのですか…。

もう、最初のトラックの「チチチ」だけでかっこいいですね。哀し気な犬の遠吠えの様な声。歌詞の内容で納得です。

joji - demons の歌詞

[Intro]  全部罵り
Yuh, got 'em
Sus, runnin'
Fuck, got 'em
Look, spotted
Yuh, got 'em
Sus, runnin'
Fuck, got 'em
Look, spotted

[Verse 1]  

今僕の心を君が盗む
You're taking my heart, now
今僕の心を奴らが盗む
They're taking my heart, now
なぜだかわからない
And I don't know why (Come)
And I don't know why (Come, come with me)
いいんだ
Alright, alright, alright, alright
Alright, alright, alright (Ayy, ayy, ayy)
デーモンズたちが話してくれたよ
The demons told me everything
奴らは夜になると囁くのさ
They whisper in the night (Ayy, ayy, ayy)

[Chorus]
脅しじゃないよ、約束する
This is not a threat, I promise (Nope)
I promise
This is not a threat, I promise
警告だよ、知っておいて欲しいから
It's a warning, baby, I just want you to know

Geniusにも書いているけど、この「デーモンズ」というのは自分の内面だそうですそう思ったもんね。悪魔って訳もあるけど、それだとSatanの方じゃないかな。日本語の"鬼神"に近い、特殊能力的存在だと思います。

“Demons” details the inner demons and other struggles Joji has inside of him, and how the person he is with doesn’t understand them. In the track, he tries to warn her of the things to come and attempts to reassure her at the same time. He wants to do his best, but his inner thoughts are weighing him down.

「デーモンズ」はJoji自身の内面の邪心や葛藤であり、外側の彼とは違うもの。愛する女性にデーモンが発現すると警告して安心させようとしている。彼は懸命だけど、彼の内側の精神が彼を圧倒しようとする。

Joji – Demons Lyrics | Genius Lyrics

…漫画にありがちがちな設定だなあ。そしたら女は絶対目を逸らさずに言うんだよね。
わたし、あなたの愛なんて怖くない!

あっれ~? ピンクガイと真逆の展開だこと! (だってキャラがJojiだもん)

関連する記事(の一部)

 ---------------
tokyocabin