ビリー・アイリッシュが村上隆とコラボしたアニメPV「you should see me in a crown」の本編がリリースされました。 どんな出来かというと?
目次:
村上隆制作のビリー・アイリッシュのPV本編リリース
Billie Eilish - you should see me in a crown (Official Video By Takashi Murakami) - YouTube
Billie Eilish
2019/04/17 に公開
…そうですね~、さすがムラカミ、モーションキャプチャーとCGを駆使したレベルの高いアニメ、だとは思うんですが…。なんか期待したショックさがない。ハッキリいいましょう、ショックというスコアでは、『デビルマン・クライベイビー』に負けている。
『デビルマン・クライベイビー』関連記事:
なんでだ?
かつてヴィトン・コラボでぶいっとな、だった村上隆
Takashi Murakami (村上隆) "Superflat Monogram Louis Vuitton" Cartoon - YouTube
artandcode
2013/08/30 に公開
現代アートって、温度差があってなんぼ。タブーを踏んでこそ目立てますよね。で2008年の時点では超高級ブランドLVとmanga現代アーティスト村上隆はインパクトありました。つまり、村上がヴィトンを喰ったという構図です。(それがまた当時から急増した中国人中流階級2億人というLVターゲット層で売れに売れて今に至るから、LVとしても美味しい。)
で、いま村上がビリーと組んでどんなインパクトがあるのかな?って考えた時、すでにいわゆる”日本で最も成功した現代アーティスト”としてのステイタス獲得済みである村上を踏み台にすることによって上昇するのはビリーの側であることは明白である。つまり、村上は「喰われる」側なのである。そのビビリがあの絵(アニメ)の大人しさに出てしまっているのではないかな?なーーんて、おもっちゃいました。
だって、”ブランドより本質を重要視する”とされるビリーの属するZ世代後期(ビリーは2001年生まれ)にとって、LVのロゴは大きな意味がない。ポップなアイコンとしてのmangaのアート化でブレイクし、LVのモノグラムで遊ぶ錬金術師となった村上隆にとっては喰えない相手、てか、こっちが喰われる番だよ!っていうことではないでしょうか?
とか書いた矢先にこーんな服着て商売に励むビリーさんを観てしまった。
LVのモノグラムで過剰武装のビリー(ギャグ?)
Billie Eilish Talks DM'ing with Justin Bieber & Rosalía Collaboration | Billboard - YouTube
Billboard
2019/03/29 に公開
まあ、玉座にあがっちまえばこっちのもんだがな。
札束の玉座で女王の戴冠 you should see me in a crown
Billie Eilish - you should see me in a crown (Official Live Performance) | Vevo LIFT - YouTube
Billie Eilish
2018/07/24 に公開
一言でビリーの「戴冠宣言の歌」です。
和訳はこちらの訳とか自然でいいと思うんですが、
ですが、一点だけ。これに限らずどの和訳も
I'm gonna run this nothing town
この何もない街を走り抜ける
とrunを駆け抜けると自動詞で訳してますが、inやthroughがないので、このrunは他動詞で、
このゴミみたいな街を支配してやる
ではないでしょうか? で、街のみんなというか世界中の者ども(含むわたし)がビリー女王にヒザマづくんですね。へへーーーいい。
玉座だけど、基本「家の中」というのが学校行かない子供だったビリーらしい。
女王さまは口から大蜘蛛だせるんだぜ〜!
Billie Eilish - you should see me in a crown (Vertical Video) - YouTube
Billie Eilish
2018/08/10 に公開
大きな蜘蛛を喰ってるのではなく、口から蜘蛛が出てきているんですね。どっちにしろ驚きますが。どうもCGではないようです。はい、この時点で完全に村上隆の完敗確定です。
これ以上何も言うことはございません。
あえて言うとすれば、やはり一番の狸はLVということです。
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tokyocabin