Intro
愛してたって言わないで…<<逆説
V
映画色の街 美しい日々が
切れ切れに映る
いつ過去形に変わったの?…<<逆説、だけど怖い迫力を感じる。
PC
あなたの傘から飛びだした
シグナル背中に感じた
追いかけてくれる優しさも無い <<どんだけ冷遇されるんでしょう。そこまでの経緯が気になります。
C
Ah 泣かないで Memories
幾千粒の雨の矢たち
見上げながら うるんだ
瞳はダイアモンド <<逆説、そして美しいがらもやばさを感じる
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memo
美しい歌ながら、ちくちく倍返しされている感じが恐ろしい歌である。別れを切り出されながら(切り出しさせながら?)もしっかり、自分をカメラで認知しつつ”演じている”ヒロイン。すべては”映画のような恋”。そんなSEIKO劇場は、最初の愛してたって言わないで…で幕を開けるのである。なので、これはギャング映画とかに使うと効果的な気がします。
そして、Sweet Memoriesもやはり似ている逆説から入る構造であり、やはり呉田軽穂(ユーミン)であることに思いを巡らせます。いずれにせよ面白い歌です。映画のように。そしてダイアモンドなので傷つかない、というオチ。誰よりも強い、それが聖子ちゃん。皮肉ではなく、限りない尊敬を込めます。これは男を待って泣いている女の歌ではないのです。泣いたふりしてるだけです。現実的です(実感)。