極力外出しないモードが継続する昨今。いつまで続くのかは不明。いっそ、名盤を聴くいい機会と考えてお付き合いください。お出かけできないんだから、せめて耳の中では「ふらーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい~!」と月までツキ合って。(山田君全部持って行きなさい)
- まずは名盤ドリス・デイで日本語訳を確認しよう
- 原点はフェリシア・サンダースのワルツ版
- 大ブレークのフランク・シナトラ版(リマスター)
- アストラット・ジルベルトの歌とバルカン星人
- ツンとおしゃれなジュリー・ロンドン(高音質)
- エヴァンゲリオンED全26アレンジまとめ
- シナトラ+アントニオ・カルロス・ジョビン
- 結論
- 関連する過去記事
まずは名盤ドリス・デイで日本語訳を確認しよう
Fly me to the Moon [日本語訳付き] ドリス・デイ
587,883 回視聴•2016/06/09
MrMoonligtt チャンネル登録者数 6.43万人
すばらしい動画です。ドリス・デイの写真がいいし、翻訳も品がよくて素敵。
1954年 アメリカのシンガー フェリシア・サンダースが最初に録音した曲でタイトルは「In Other Words」3拍子の曲でした。1960年にペギー・リーがカバーしてエド・サリバンショーに出演したところ世に知られるようになりました。1962年にはタイトルを「Fly me to the moon」に変え曲調も4拍子のボサノバジャズ風にアレンジしフランク・シナトラが歌う事によってメガヒットとなりました。
こちらの解説にもありますとおり、この歌の原題は "In Other Words”(つまりは、言ってってみれば)だったんですね。「月に連れてって」っていうと"ぺこぱ”だと本当にそのまま(かっこいい髪型で)月に連れてってくれそうですが…そうではなくて、「あなたといると月にも上るくらい幸せ」という、「いや、かぐや姫かよ!」ってアピールなんです。でも、60年代はおりしもアポロ計画で月ブームだったし、SFも流行ったもんだから、タイトルを”Fly me to to the MOON" に変えたプロデューサーは慧眼でしたね。
原点はフェリシア・サンダースのワルツ版
Felicia Sanders. In other words (Fly me to the moon) (1954)
8,467 回視聴•2018/03/21
Manel Font Pons チャンネル登録者数 386人
クラッシックな味わい。これが旧来の路線だったのだが、ボサノバでのアレンジが流れを変えた? 念のため、ボサノバとは、サンバ+ジャズの音楽でブラジルが発祥。50年代に生まれて60年代に流行って現在に至る人気ジャンルです。(実は上記のドリス・デイもすでにボサノバ調です)
大ブレークのフランク・シナトラ版(リマスター)
Fly Me To The Moon (Remastered)
25,540,739 回視聴•2018/12/12
Frank Sinatra チャンネル登録者数 62.2万人
フランク・シナトラのブリブリと景気のいい歌を聴くと、まさに元気だったころのアメリカ!って感じす。あの頃のアメリカは…やりたい放題でしたね…。(今もわりとそうだけど)
念のため、麻生太郎大臣ではないし、ゴッド・ファーザーでもない。
いちおう麻生大臣のコメントはこちら
麻生大臣は改ざんより春アニメにご執心のようです
338,610 回視聴•2018/06/06
六丸の工房 チャンネル登録者数 37.6万人
メモ取るふりしてキャラ絵を描いている記者がいたりして?
シナトラ+映画『スペース・カウボーイ』もなかなか
Fly Me To The Moon
172,946 回視聴•2011/08/07
TiVlaGr チャンネル登録者数 105人
月…そう人類は月に行った、ことになってるんだよね…。
さて、月から地球、ではなく、シナトラの歌に帰還すると、シナトラの大ヒットはボッサだったんですよ。ブイブイし過ぎてて、ラテンフレーバーが吹っ飛んでる感があるんですが、いったんブラジルに浸してから、アメリカン調でウォッシュ加工という仕様でございます。
まんまのボサノバ調がええんやけど?というかたには、おすすめ動画があります。
アストラット・ジルベルトの歌とバルカン星人
Astrud Gilberto - FLY ME TO THE MOON - 1964 - Stereo
3,537,698 回視聴•2010/05/19
TbirdsOf1965 チャンネル登録者数 1.05万人
これ、好きな動画で以前も紹介してましたね…。(気に入ると何度でも持ち出すので、迷惑をこうむっている人たちに浅く陳謝します)最初のバルカン星人の竪琴プレイからして、ヘンだな?と思ったあなた、勘がいいですね。この動画ずっとヘンな調子で続くんでぜひ最後までご覧ください。『鳥』のインコが可愛すぎるとか、ビキニの姉ちゃんの扱い方が独特とか、実にハッとさせられます。
この見事な動画に気を取られてしまうのが欠点ですが、ボサノバのミューズ(いっぱいいる、多神教)の一人、アストラット・ジルベルトのアンニュイな歌声をお楽しみください。
ツンとおしゃれなジュリー・ロンドン(高音質)
Julie London - Fly Me To The Moon - Best of Smooth Jazz
2,347,355 回視聴•2009/01/23
Simao Rodrigues チャンネル登録者数 3100人
かっけええ。ちょっと、突き放した感じの歌い方がシャレオツだわ。これも、やっぱりボサノバ調ですね。ボサノバにするとノリがセクシーになるんだな。
ジュリー・ロンドンは実力派である。そして下積みも長かったらしい。ロンドンという名前だが、アメリカ人である。だもんで検索したら、ずばり「ジュリー・ロンドン物語」というBBC番組が出てきた(しかもパート4まである)、興味ある方はどうぞ。
で、そんな大人気のボサノバ版「Fly Me to the Moon」を『エヴァンゲリオン』では毎回違う歌手のアレンジでエンディングに使っていました。それを全部まとめた動画はこちらです。
エヴァンゲリオンED全26アレンジまとめ
Fly me to the moon - Every Evangelion Ending (episodes 1-26)
825,156 回視聴•2017/06/08
Ludovico Larosa チャンネル登録者数 624人
よくこれまとめたね…。内訳をコメントにいれている方がいるので、興味ある方は確認してみてください。
シナトラ+アントニオ・カルロス・ジョビン
Fly Me To The Moon (In Other Words) - Frank Sinatra feat. Antonio Carlos Jobim
20,171 回視聴•2019/01/25
Zachary Schultz チャンネル登録者数 2900人
最後はボサノバの神(の一人)であるアントニオ・カルロス・ジョビンとシナトラの共演でEDとさせてください。映像が付きの動画にはこの曲が入ってないようなので、こちらを(シナトラ、タバコ吸いながら歌ってる。今だと考えられないけど!)絵がないけど音がいいです。ジョビンのギター最高。
結論
ボサノバにするとなんでおしゃれになるんだろうか? ぜったいあの斜(はす)に構えたようなリズムのせいであろう。やるきがあるのかないのかわからない、フェイント的なノリ。そんなノリを身につけたい、と目標ノートに手書きで書いておこう。(手書きの方が電子入力より実現度が増すらしい)
「みんなのリズム天国」ボッサレシーブ
Rhythm Heaven Fever] ~ Bossa Nova (Perfect)
178,818 回視聴•2012/02/15
Pablo Acevedo チャンネル登録者数 8700人
*当記事は、edwalkさんの鋭いコメントによりヒントをいただきました。edさまありがとうございました!
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