崎山蒼志の 「柔らかな心地」は「徒然草15段」を今風にしてみた曲とのこと。目覚むる心地すれ!
やわらかだけど鮮烈!崎山蒼志 「柔らかな心地」
崎山蒼志 「柔らかな心地」(MV)-徒然草 第15段の再解釈- - YouTube
崎山蒼志
2019/05/14 に公開
もう、このギターとこの歌、崎山蒼志以外のなにものでもない。田舎の風景画面の真ん中に、しれっと「いいちこ」の瓶を置いて去りたいところですが、崎山くんは二十歳になってからなので、飲むならやはりサントリーの天然水GREEN TEAなんでしょう。
そうだろを そ・う・だ・ろ・を♪
この美しいギターと混じりけのない歌。鮮烈にして清浄なる”崎山結界”がこのローカル線車両に張られております。あの…下車したくないんですけど?
徒然草第十五段とは?
中学校でも習う人気エッセー「徒然草」の作者吉田兼好は、鎌倉時代の人で、肩書は坊さん、法師ですから。「公務員やってたけど、なんとく出家。仏道修行もやるけど、歌やエッセー書いてることが多いかな。いちおうミニマリストなもんで、清貧自適がポリシー」というお方です。…なんかイイね。中学で習った時はこんなかっこいい人とは認識してませんでしたよ。
で、第十五段って何が書いてあるの?
現代語訳
どんな場所でも、しばらく旅行をしていると目から鱗が落ちて新しい扉が開く 旅先の周辺を「あっち、こっち」と見学して、田園や山里を歩けば、たくさんの未知との遭遇がある。それから、都心に送る絵はがきに「あれやこれを時間があるときにやっておくように」などと書き添えるのは格好がいい。
旅先の澄んだ空気を吸うと心のアンテナの精度が上がる。身につけているアクセサリーなども、よい物はよく見え、芸達者な人や男前な人や素敵なお姉さんは普段よりも輝いて見える。
お寺や、神社に内緒で引きこもっているのも、やはり渋い。
徒然草 (吉田兼好著・吾妻利秋訳)
今改めて「徒然草」を読むと、700年後の令和時代と、まったく感覚が変わんないので驚く。特にミーハーなところが。「旅先からツイート送るのカッコイイ」とか「アクセサリーが映える」、「イケメンぶりが目立つ」って…。極めつけは「内緒で寺ごもりって渋くないか?」って、あんた「渋いから」法師になったんかい?? 多分そうなんでしょう。でもイーんじゃないのそれで。説教臭くなくていいなあ。Hoshi Kenko。
崎山蒼志の再解釈
「日常から少し抜けだせば、美しいと思える風景がある。心地よく透き通った気持ちで、当たり前となっていた大切なものの輝きも、より鮮明に捉えることができるだろう」
崎山くん「諸行無常」を語る
崎山蒼志 “「諸行無常、さびしさ、郷愁…そういう気持ちがあるから曲を作れる」” - YouTube
TIMELINE - タイムライン
2018/12/04 に公開
この人高1にしてこの顔つきといい、すでに達観してらっしゃいますね。じゃないとあんな曲出来ないよね。いきなり「諸行無常」って言ってるし。
普通に楽しいときでも誰かと話が合って
今楽しいなと思ってもふとした時に
でも自分はひとりだなという思いがあって
それって、仏教の瞑想の境地「シャマタ・ビバシャナ(止観)」? 実は吉田兼好より崎山くんのほうが、ずっと法師してたりして。
次回のキャンペーンアーティストtofubeats予告
これはサントリー天然水GREEN TEAの商品キャンペーンで作られた歌のようで、崎山くん以外にも注目アーティストが参加しています。
ふんふん、5組のミュージシャンが順番に曲を発表していくのね。崎山くんの前は、フジファブリックだったんだ…ちょまち! 5月24日はあのtofubeatsさんです!
tofubeatsがどんなミュージシャンなのか?ここで語るにはあまりにも引き出しの多いテクニシャンなので…崎山くんのMVとは対象的な都会的MVを貼っておきます。
「朝が来るまで終わる事のないダンスを」tofubeats
tofubeats / トーフビーツ -「朝が来るまで終わる事のないダンスを」 - YouTube
Warner Music Japan
2015/09/14 に公開
あの〜、またしても羽田空港周りっていうだけでMVをチョイスしたと思われるかもしませんが、それは今更否定しません。今でもこれ系の夜の羽田系動画を貼りましたが、このMVはことさら高揚感が高い。それこそtofubeatsの「覚えた魔術な〜のよ、I'm sorry」。
結論
この夏、喉が渇いたら時、サントリー天然水GREEN TEAを無意識に選ぶとしたら、それは99%崎山蒼志の歌のせいでしょう。(1%tofubeat) *予測値の数値操作はtobfubeatsがどMであることに関係しております。
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