ずっと真夜中でいいのに。が『眩しいDNAだけ』のMVをアップしました。キュートな切なさが艶っぽい、ガーリッシュ・ラップ調ですから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
ずっと真夜中でいいのに。『眩しいDNAだけ』MV - YouTube
ずっと真夜中でいいのに。
2019/02/04 に公開
この曲は、鮮烈のデビュー曲『秒針を噛む』とは打って変わったLofi Hip-Hop風(そこまで音を荒らしてはいませんが)。しっかりと4ビートを打っているのが気持ちいいです。そのビートに「工場の煙で止まりますのボタン」とボーカルのACAねさんがラップをノセるのですが、これがとてつもなくかわいい。この人の声、1/fゆらぎ的な戸惑い感があって蠱惑的(小悪魔的)とも言ってよいか。一種Prastic Loveでいうところの、「魔術(まあじゅつ)…なーのよ」である。どこで「覚えた」のかは不明ですが。
そのあとの「ミルクとコンクリートで出来た猫が」ってあるけど、これ、ぜったい普通のラップで使わない言葉。あまりに可愛くて!!それでいて「ミルク」だけでなく「コンクリート」入ってるから、甘すぎないんだよね。そこが、なんつかー、その「ごきげんだぜっ☆」 ずっと真夜中でいいのに。だぜっ☆ しかも続くのが「わたしの毒をみて鳴いてくれた」だし! 「確信犯でしょ〜〜」と鋭い心の筒先を仕込んで夕食に望むだけのことはあるのである。他にも「茹で上がってない」「肌に泡を」とかモロ女性の生活感ワードのラップ。新鮮です!
で、サビの部分。いつもながらドラマチックにドラマツルギー押さえてて盛り上がれるメロディとそれを引き立てるに余りある歌唱力なんだけど、歌詞がスーパーほろ苦いよ。
「犠牲にしたって本心だけ 誰もわからず乏しい罠」
これ、あなたの大人度が問われる一種の心理テストと言っていいでしょう。これで「ああああ、わかる」ヒト=大人。わかんない人は、もうちょっと夜多めに眠れない夜を過ごしてください。
ただね、最後の方のシーンは、やはり、かすかなしかし眩しい希望の匂いがある。ネタバレだから書きませんけど。内部に秘めたACAねさんのエネルギッシュさがアンニュイを拒んでいる。そこも好き、いや大好きです。
ナイーブな心のうちを爆発させる『秒針を噛む』より、さらに円熟味を増した『眩しいDNAだけ』。この曲の深み、料理しながら、大人女子にこそぜひ味わっていただきたい。もちろん大人男子もね。
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楽しい動画だけす〜〜〜。tokyocabin
*記事には「報道・批評・研究」のために歌詞の「引用」が入ります。詳しくはサイドバーを御覧ください。